消泡剤とは何なのか?
消泡剤というものを知っている人はもしかしたら少ないかもしれません。消泡剤というのは簡単に言えば液体に生じた泡を消すアイテムのことです。そのようなものをいつ使うのか不思議に思う人がいるかもしれませんが、日常生活で液体に泡が生じて困ることはないでしょうか。たとえば、スチームクリーニングをしているときです。汚水タンクにたまっている泡を消すのにとても有効です。他にも、あらゆる洗浄作業には泡はつきものなので、泡が出やすい洗剤を使っているときにこの消泡剤を使うときちんと消失させてくれます。そのメカニズムというのは、消泡剤の液体が泡の膜に入り込んで、泡を形成している表面張力を弱らせることで気泡が消えるようになるというものです。
消泡剤にはいろいろな種類がある
消泡剤にはいろいろな種類があります。たとえば、オイルタイプのものがあります。このタイプの消泡剤は表面に発生した泡をすばやく消したいときに用いられます。ただし、消失の持続性があまり高くありません。また、活性剤タイプというものもあります。界面活性剤のように高い消泡効果があります。ただし、多量に使いすぎると逆に泡が発生してしまうケースがありますので、使いすぎには注意が必要です。さらに、エマルションタイプという消泡剤は持続性に優れているという特徴を持っていて、一度使用すると泡が再び生じるのに相当な時間がかかります。他にもいろいろな種類がありますので、ホームセンターなどで販売しているものを見比べた上で購入してみることをおすすめします。
消泡剤はプリンなんかのデザートを作る時に少量添加します。プリンを作る時に泡がでるとそのまま固まって見た目が良くないからです。